大阪に3クラブ目のJリーグ加盟を目指しているチームがあるのをご存知でしょうか?
東大阪市をホームタウンとする、その名も「FC大阪」。
Jリーグの加盟を目指しているという事は、つまりJ3への参入を意味します。
今やJ3は日本代表元監督の岡田武史さんがオーナーを務める「FC今治」や、元日本代表の名波監督が率いる「松本山雅FC」、アンダーアーマーが母体となりJ3とは思えない環境を持つ「いわきFC」などが所属しています。
そんな大盛り上がりのJ3入りを目指す「FC大阪」がJリーグに加盟する為には、どのような条件があるのか、一気に調べてみました!
FC大阪がJリーグに加盟する為には?
現在FC大阪が所属しているリーグは、日本フットボールリーグ(通称:JFL)という、地域リーグです。
この地域リーグに優勝すれば、晴れてJリーグに加盟する事が出来る…という訳ではありません。
実はJリーグに加盟する為には、いくつもの条件をクリアする必要があります。
条件を挙げるとややこしいので、ざっくり端折りますが、以下3つを満たさなければなりません。
J3クラブライセンスが交付されている
前提として、Jリーグへの入会を目指し、Jリーグの規約に認定されたクラブを「Jリーグ百年構想クラブ」と呼びます。
この「Jリーグ百年構想クラブ」に認定されたクラブは、更にJ3クラブとしてのライセンスを交付して貰う為、申請⇒承認のプロセスを得る必要があります。
2022年現在、JFLに所属している「Jリーグ百年構想クラブ」は以下7チーム。
・ラインメール青森(J3クラブライセンス交付)
・ヴィアティン三重(J3クラブライセンス交付)
・FC大阪(J3クラブライセンス交付)
・奈良クラブ(J3クラブライセンス交付)
・クリアソン新宿
・高知ユナイテッドSC
・ヴェルスパ大分
FC大阪は、J3クラブライセンスが交付されているので、条件をクリアしています。
JFLでのホームゲーム平均入場者数が2,000人を上回っている
そうなんです。
クラブがJ3へ入会したいと思っても、サポーターが付いてこないと入会出来ないのです。
是非平均入場者数をクリアして欲しいところです!
JFLの順位が4位以上、かつ「百年構想クラブ」チーム内で上位2クラブ
はい。ややこしく、かつ一番の難所がきました。
要は、「百年構想クラブではないクラブ」=「Jリーグへの入会を希望していないクラブ」も勿論JFLには所属している訳です。
まずは所属しているJFLで4位以上の成績を収める必要があります。
がしかし、JFLを4位で終えてもところがどっこい。
上記の「JFLに所属している百年構想クラブ」の中でも更に上位2クラブでないといけません。
なのでJFLを4位で終えても、2位と3位のチームが百年構想クラブだった場合、4位のチームはJ3へ加盟する事が叶わないのです。
最後に
ざっと条件を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回かなり条件を端折りましたが、本来はもっと細かい条件などがたくさんあります。
つまりJリーグに加盟するには、途方もない企業努力に、地域に根ざしたクラブ作りが必要となります。
現在、大阪府にはガンバ大阪とセレッソ大阪の2クラブがありますが、ここにFC大阪が加盟すると大阪三つ巴時代が幕開けます。
そんな日が1日でも早く訪れるよう、大阪の片隅からFC大阪を応援しています!
コメント