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出前館がオートクリッカーを使用した配達員に損害賠償を検討

お仕事

こんにちは、ぽんです!

6月2日(水)に出前館から業務委託の配達員に向けて、以下の内容のメールが送られてきました。

電磁的機能(オートクリッカー)等を使用した不正注文受諾をされている配達員を確認しております。本件行為は出前館ドライバー規約およびドライバーズアプリ利用規約違反となります。そのため、本件行為を行ったことの確認が取れた配達員はアカウント停止等の措置を致します。また、弊社が本件行為によって被った損害を該当配達員に対して賠償することも検討しております。以上、電磁的機能(オートクリッカー)等を使用した不正注文受諾はなされないようご留意ください。

株式会社出前館 業務委託サポートセンター

既に出前館側から不正利用の疑いがある配達員に向けて、電話で直接オートクリッカーの使用について確認の連絡も入っているようです。

今回はオートクリッカーとは何なのか、使用するとどのような影響があるのか等について、調べてみました。

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オートクリッカー(電磁的機能等)とは?

Androidアプリの「オートクリッカー」や「FRep」といった自動タップアプリを主に指します。

どちらも出前館用に開発された不正アプリではなく、本来ゲームアプリ等を攻略する為に、幅広く使用されていたアプリです。

それぞれのアプリの特徴は以下です。

オートクリッカー

画面を自動タップしてくれる連打ツール用のアプリ。

スマートフォン用のゲームにて、ゲーム内のクエスト等を手動でクリアせず、自動タップで楽に攻略する事を目的としたアプリ。

FRep

入力記憶・再生用アプリで、自動化してソーシャルゲームをチート状態にする事が出来るアプリ。

ただし、オートクリッカーと違うのは画像認識機能があり、使う為には開発環境での設定が必要です。

このアプリを使用して、ココナラ等のクラウドスキルマーケット上で、「出前館用の自動受注マクロを作成します」といった案件の受付もありました。

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オートクリッカー(電磁的機能等)を使用するとどうなるのか?

出前館は早押しでの案件受注となりますので、オートクリッカーアプリでは、当然自動タップで案件を素早く受注する事ができます。

しかし、ロング案件などもなりふり構わず受注してしまうデメリットもあります。

そこで横行したのが、FRepで作成された自動マクロによる受注。

「ピックしたいエリアの住所」と「ドロップしたいエリアの住所」を設定する事で、ショート案件の注文のみを瞬時に受注する事が出来る為、手動では太刀打ち出来ない状態となりました。

一時期は「1エリア辺り50,000円」で自動マクロを作成する業者も出てきたりと、以前から配達員の間では問題となっておりました。

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損害賠償を請求される可能性は?

当然、実際に損害賠償を請求するかどうかは、運営元である出前館にしか分かりません。

過去には出前館を利用して、クーポン詐欺を行っていた人が逮捕された事もあり、不正行為に対して厳罰に対応するイメージもあります。

しかし自動ツールアプリを利用して受注⇒配達を行った案件が、実際にどの程度の損害を与えたのかを立証する事は、個人的には難しいのではと思っています。

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最後に

以前から配達員の間では、問題視されていた自動受注アプリ。

手動で案件を受注する配達員からすると、納得がいかないのも理解が出来ます。

実際にアカウントを停止される方が出てくるのか等、今後の動向についても注視していきたいと思います。

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